INLAYの話

手作業で、すばらしい!

「インレイ」とは、木材の表面にさまざまな素材を埋め込む装飾技法です。素材にはプラスチック、石、貝などが使われます。どんなに複雑な模様であっても、まず木にその形に合わせた溝を掘り、そこに素材をはめ込み、その後に隙間を埋めたり、研磨や磨きなどの工程を経て、最終的な仕上がりになります。
今回制作したのは、雪の結晶をテーマにしたインレイで、白蝶貝とターコイズの2種類の素材を使用しています。現在ではCNCを使ってコンピュータで非常に精密な模様も作れますが、手作業によるインレイには、手作業ならではの美しさがあります。